『アスミカケル』感想プロは「結果が全て」の重さ

『アスミカケル』第31話の感想。今回で二兎のプロデビュー戦にしてXFCデビュー戦となるベテランファイター・黒沼との戦いが決着。
対戦相手の黒沼は年齢や家庭の事情によりセカンドキャリアが視野に入っている引退がチラついているという状況。
二兎との戦いは黒沼が進退をかけての一戦となったわけですが、なんというか彼の状況と『アスミカケル』とがダブって感じる部分があった。

試合後に二兎に対して言った「それでも届かなったんだ…君の方が強かった…」「結果が全て」「それがプロの世界だ」のセリフは作者である川田先生の心境でもあるのかなと。そう感じるものがあった。
ジャンプも厳しいプロの世界で季節が変わるごとに数字という結果を出せなかった作品と新連載の作品とに入れ替わっていく。全力で取り組んでも届かないことが多く「結果が全て」というこの言葉にプロの厳しい世界と重みを感じました。さびしいですが結果を出せなかった者はただ静かにリングを去るのみということか。

好きな作品なのもあってかいろんな意味で感情を揺さぶられる回でした。